B型肝炎の相談から提訴まで1ヵ月。それでも給付金の満額を勝ち取れたのは、父が見守ってくれていたおかげ

北海道 女性

死亡(遺族)

症状:死亡(父)   
給付金額:3,600万円

北海道 女性

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B型肝炎訴訟を知ったのは
20年経過直前のことだった

私がまだ社会人になって間もない頃、突然、父が入院しました。

検査の結果、診断は「肝がん」。B型肝炎ウイルスが原因とのことでした。父の容態はそれから徐々に悪くなっていき、3ヵ月ほどで息を引き取ることに。父を亡くした悲しみはもちろんですが、父がB型肝炎ウイルスに感染するような原因がまったく思い当たらず、「どうして父が?」という疑問が強くありました。そして何より、若くしてこの世を去ることになった父自身が、1番無念だったと思います。

それから20年ほど経ったある日、テレビCMで「B型肝炎訴訟」という言葉を偶然耳にしました。そこで「もしかすると父も…」とふと思った私は、試しにネットで調べてみたんです。すると、父も対象かもしれないということがわかり、思い切って電話することに決めました。

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給付金の減額まで残された時間は
わずか1ヶ月

アディーレさんに電話しようと思った理由は、何となく安心感があったこと。

ネットで検索をしていたときもパッと目についたし、CMでもよく名前を見ていましたから。それに、和解した方たちの体験談も載せられていて、「ここなら電話しても大丈夫かな」って思ったんです。実際、事務員の方はすごく丁寧でしたし、弁護士の先生へすぐに取り次いでくださいました。

さっそく相談に乗ってもらったんですが、話が進むうちに、手続に必要な書類がいろいろと不足していたことがわかりました。たとえば母子手帳や医療記録など、手元に一切残っていなかった。しかも、発症から20年以上経過すると、給付金の額が大幅に下がることも説明されたのですが、私が相談したのは、その20年が経過するちょうど1ヵ月前だったんです…。

死亡の場合の給付金額

発症後20年が経過していない方 : 3,600万円

発症後20年が経過している方 : 900万円

亡くなられた場合は、死亡日から20年

今回のケース今回のケース

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難しい状況だったけど依頼を
決めて本当によかった

難しい状況だったけど依頼を決めて本当によかった

それでも弁護士の先生は「難しいかもしれませんが、頑張ってみましょう!」と、私の背中を押してくださいました。私も「たとえ金額が下がったとしても、少しでも父のためになるなら」と思い、そのまま依頼することに決めたんです。

そこから提訴に必要な書類を集めていったのですが、実際にやってみると、特に難しいことはなかったですね。不足していた書類も、ありがたいことに代わりのものが見つかりましたし。 そうやって準備した書類をアディーレさんに提出すると、提訴の手続を迅速に行っていただけて、リミットであった1ヵ月以内に提訴まで完了。最初の相談時、「難しいかもしれない」と言われたときはどうなることかと思いましたが、間に合って本当によかったと思います。

そこまでいくと、あとはすべてアディーレさんにお任せする段階。正直、このときが1番もどかしかった…。文書や電話で進捗状況の連絡はあっても、「本当にうまくいくのかな…」と、ずっと不安がありましたから。

難しい状況だったけど依頼を決めて本当によかった

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和解成立は“父が見守ってくれていた”おかげかも知れない

その後、無事に和解成立の連絡がきたときは、もうとにかくうれしかったです。しかも、金額は請求どおりの満額。「やっときた!」と「勝った!」という気持ちでいっぱいになりましたね。そして何より、これで少しでも父が報われる気がしたんです。

振り返ってみると、すべては父が見守ってくれていたおかげなのかもしれません。用意できなかった医療記録の代わりに死亡診断書を準備したんですが、担当医ではない別の医師が“たまたま”丁寧に死亡原因を記載してくれていたことが、和解成立の大きな決め手になりましたし、父の入っていた生命保険会社が、20年も前の死亡診断書のコピーを“たまたま”保存してくれていたこともそうです。

そして、ちょうど20年が経過する直前に“たまたま”B型肝炎訴訟について知ったことも、「もしかして、父が知らせてくれたのかな」と、少し考えてしまいます。

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「きっと父も喜んでくれている」と思えるようになったことが1番の変化

「きっと父も喜んでくれている」と思えるようになったことが1番の変化

和解成立後の今も、仕事は相変わらず忙しいですし、子育ても日々苦労がたえません。とはいっても、楽しいこともたくさんありますよ。家族みんなでのキャンプや、キャンピングカーで旅行に行く計画などを立てているので、コロナ禍が収まったら、思いっきり楽しみたいですね。

また、変化ということであれば、「どうして父がB型肝炎ウイルスに?」という20年以上心に引っかかっていた疑問が解消されたことで、前向きな気持ちになれたことはすごく大きいです。そして、この結果を誰よりも望んでいたのは、父自身のはずですから。「きっと父も喜んでくれている」、そう思えるようになったのが、1番大きくて、1番うれしい変化なのかもしれません。

「きっと父も喜んでくれている」と思えるようになったことが1番の変化

コメント

弁護士のコメント

今回の事例は、ご相談をいただいた日から、他界後20年経過日まで1ヵ月しかありませんでした。もちろん、20年経過後も給付金請求は可能ですが、給付金額に大きな差があります。そのため、20年経過するまでに提訴を行うべきことをご相談時にご案内しました。依頼者の方にもご協力いただくことで、20年を経過する前に提訴を行い、請求どおり満額で和解をすることができました。依頼者の方の期待に応えることができ、私たちも大変うれしく思います。

アディーレでは、ご相談時に弁護士が詳細な事情をお伺いしたうえで、依頼者の方の事情に応じて最善の対応を行うことを心がけております。時間の経過により給付金額が変わる可能性もありますので、おひとりで悩む前にぜひお気軽にお問合せください。

監修弁護士 大西 亜希子
アディーレ法律事務所 B型肝炎部部長
肝炎医療コーディネーター※
※地域により名称が異なります。
大西亜希子 弁護士

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